みなさん、こんにちは!

日頃からfreee会計を使って、ご自身の事業の経理をしっかり管理されていて素晴らしいですね!

事業が軌道に乗って利益が出てくると、「そろそろ法人化した方が税金面で有利かな?」「人を雇ったり事業を大きくするために法人にしよう!」と検討される方も多いのではないでしょうか。

法人化は事業の可能性を広げる素晴らしいステップですが、一方で「経理や税務が難しくなるんじゃないか…」「バックオフィス業務がすごく大変になりそう…」といった不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

特に、日常的にAmazonでビジネスに必要なものを購入されている方!

個人事業主の頃は、Amazonでの買い物の経費処理、手入力したり、CSVをダウンロードして加工したり…正直、ちょっと手間だなと感じていた方もいるのではないでしょうか?

これが法人になると、取引量が増えたり、より正確な記録が必要になったりするので、この「手間の壁」がさらに高くなる可能性があります。

でも、ご安心ください!

freee会計と「Amazon Business」を連携させれば、この経費処理の手間が劇的に減り、法人化後のバックオフィス業務を驚くほど効率化できるんです。

今日は、freee会計ユーザーであるみなさんが、法人化を機にAmazon Businessと連携させることで、どんないいことがあるのかを、分かりやすくお話ししていきたいと思います!

法人化すると、Amazonでの買い物の経費処理はどう変わる?

個人事業主の頃は、Amazonで買ったものが経費かどうかを判断して、freeeに手入力するか、明細を取り込んでちょこっと修正して…という流れだったかと思います。
もちろん、それでも大丈夫です。

ただ、法人になると、いくつかの点でより正確性や効率性が求められるようになります。

  • 取引量の増加:
    事業規模が大きくなれば、必然的に購入する量や頻度も増える傾向にあります。
    手入力の件数が増えれば、それだけ時間もかかり、ミスも起きやすくなります。
  • 経費の管理の重要性アップ:
    法人税の計算では、経費の計上が非常に重要になります。
    漏れなく、正確に計上することが、適切な税金計算に繋がります。
  • 証憑(しょうひょう)管理と確認:
    請求書や領収書といった「証拠書類」の管理や確認が、より厳格になります。
    Amazonでの購入も、請求書の保存が必要です。(最近のインボイス制度とも関連しますね!)←今回の記事はここが感動するぐらい効率化します。

これらの変化に対応しようとすると、これまでの手入力中心のやり方では、あなたの貴重な時間をどんどん奪ってしまう可能性があるんです。
「事業を伸ばすための時間」が、「書類を整理して入力する時間」に圧迫されてしまう…なんてことになったら、もったいないですよね。

そこで、freee会計とAmazon Businessの連携が、あなたの強い味方になるんです!

Amazon Businessって何? 個人事業主が知っておくべきメリット

「Amazonはプライベートでよく使うけど、Amazon Businessって何?」という方もいらっしゃるかもしれません。

Amazon Businessは、ビジネス向けに特化したAmazonのサービスです。
個人向けのAmazonアカウントとは別に作成できます(無料です!)。

個人事業主の段階でも利用できますが、法人化を考えている方にとっては、まさに「法人になるための準備」としても、知っておくべきメリットがたくさんあるんです。

Amazon Businessの主なメリット(法人化を考えている個人事業主向け):

  • 法人価格や数量割引: ビジネス向けの特別価格で購入できる商品や、まとめ買いでお得になる商品があります。コスト削減に繋がる可能性があります。
  • 掛払い(請求書払い): クレジットカードなしで、請求書払いが利用できます(審査があります)。キャッシュフロー管理がしやすくなります。
  • ビジネス用機能:
    • 承認ワークフロー: もし将来的に社員を雇って買い物を任せる場合に、「誰かが購入申請したら、経営者であるあなたが承認してから購入できる」といった仕組みが作れます。不正利用の防止や、予算管理に役立ちます。
    • 多人数での利用: 複数のアカウントを作成し、チームで利用できます。
    • 購買分析レポート: 「何にいくら使ったか」を詳しく分析できます。コスト管理や、無駄な出費の発見に役立ちます。
    • 適格請求書(インボイス)の発行: これ、法人化してインボイス制度に対応する上で非常に重要です! ビジネスアカウントなら、適格請求書をダウンロードできます。
  • 出品者もビジネス向けが多い: 個人向けではあまり見かけないような、専門的な商品や、まとまった数量の購入に対応している出品者も多数います。

このように、Amazon Businessは単に「ビジネスでAmazonを使う」だけでなく、法人の運営に必要な様々な機能やメリットを提供しているんです。

【本題】freee会計とAmazon Businessを連携する「すごいメリット」

ここからが本番です! freee会計とAmazon Businessを連携させることで、法人化後の経理がどれだけラクになるのか、具体的なメリットを見ていきましょう。

freee会計とAmazon Businessの連携を一言で表すなら、「Amazonでの買い物した経理データが、freeeに取り込まれて、ほぼ経理が自動化されて完了する」ということです!

具体的には、以下の「すごいメリット」があります。

  1. 経費入力が「ほぼ自動化」される!
    これが一番のメリットです!
    Amazon Businessアカウントで購入した取引データが、freee会計に自動で取り込まれます。
    商品の名前、金額、購入日、税区分、インボイスかどうかなどがfreeeに連携されるので、一つ一つ手入力する手間がなくなります。
    freeeの「自動登録ルール」機能を使えば、ルール設定に応じて勘定科目などもfreeeが推測・登録してくれるので、あなたは内容を確認して「登録」ボタンを押すか、「登録」ボタンまでfreeeに押させる設定も可能です。
    もし週に何回かAmazonで買い物をするなら、これだけで年間かなりの時間削減になりますよ!

    <freee会計の実際の画面>

画像の通り、経理で必要な次のデータが自動で経理されます。

・日付
・適格(インボイス)
・税区分
・金額
・取引内容
・取引先

あとは「勘定科目」を選んで、保存をクリックすれば、経費の登録は完了です。
(勘定科目もある程度freeeが推測してくれます)

購入データ原本も見に行くことができます。便利です。

  1. 手入力によるミスがゼロに!
    手入力はどうしてもミスがつきものです。金額の入力間違い、日付の間違い、勘定科目の選択ミス…
    小さなミスでも積み重なると、後々の確認作業や税務申告で大変なことになります。
    freeeとAmazon Businessの連携なら、Amazonの購入データがそのまま連携されるので、手入力によるミスが発生しません。
    正確なデータに基づいた経理処理ができるので、安心です。
  2. 請求書(インボイス)も自動で紐付け!証憑管理がラクになる!
    法人になると、税務調査などの際に「この経費は何の書類に基づいているか」が非常に重要になります。
    Amazon Businessで購入すれば適格請求書が発行されますが、これを一件ずつfreeeの取引と紐付けて管理するのは大変ですよね。
    freeeとAmazon Businessを連携させておけば、freeeに取り込まれた取引データに、Amazon Businessで発行された該当の請求書データが自動で紐付きます!
    freee上で取引を見たときに、すぐに連携している請求書を確認できるので、証憑管理の手間が大幅に削減されます。
    インボイス制度への対応もスムーズになりますね。
  3. Amazonでの買い物が「見える化」される!
    freeeに連携されたデータを見れば、「Amazonで、いつ、何を、いくら買ったか」が会計データとして蓄積されます。
    勘定科目別に集計すれば、「消耗品費のうちAmazonで買ったものがいくら」「備品費のうちAmazonで買ったものがいくら」といった分析も容易になります。
    どこにどれくらい費用がかかっているかの「見える化」が進み、コスト管理や予算編成にも役立ちます。
  4. 税理士との連携もスムーズに!
    もしあなたが税理士に経理や税務をお願いする場合、freeeのデータを税理士と共有することになります。(税理士招待機能で税理士とデータ共有が可能です)
    freeeとAmazon Businessが連携されていれば、税理士側も正確で、証憑が紐付いたきれいなデータを確認できます。
    「このAmazonの買い物は何の経費ですか?」、「税区分は10%で合ってますか?(軽減税率ではないでしょうか?)」といったやり取りが減り、税理士もスムーズにチェックできるため、より効率的にサポートを受けられます。
    経理の時間を効率化して、みなさんは本業に集中することができます。

どうですか? この連携、法人化後の経理業務の強い味方になりそうだと感じていただけたのではないでしょうか。
まさに「バックオフィスの自動運転」の一部を担ってくれるようなイメージです!

連携設定は難しくない!freee会計とAmazon Businessの連携方法

「連携って聞くと、難しそう…」と思われるかもしれませんが、freee会計とAmazon Businessの連携設定は、実はそれほど複雑ではありません。

大まかな流れは以下のようになります。

  1. Amazon Businessアカウントを作成する:
    まだ持っていない場合は、まずビジネスアカウントを無料で作成します。
    事業で使うクレジットカードをAmazon Businessの決済カードとして設定します。
  2. freee会計の連携設定画面を開く:
    freee会計にログインし、「決済サービス・電子マネーを登録」の+ボタンをクリックします。
  3. Amazon Business連携を選択する:
    連携できるサービス一覧の中から「Amazonビジネス(API)」を選びます。
  4. Amazon Businessにログインして連携を承認する:
    画面の指示に従ってAmazon Businessアカウントにログインし、freeeとのデータ連携を許可します。
  5. 連携設定を完了する:
    freee側で、連携するAmazon Businessアカウントの情報を確認し、設定を保存します。

一度設定してしまえば、基本的には自動でデータが連携されるようになります。
詳しい手順はfreeeの公式ヘルプページにも記載されていますので、そちらも参考にしてみてください。
<参考>freeeヘルプセンター
Amazonビジネス - 購入履歴を取り込む
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/4409921778457-Amazon%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E8%B3%BC%E5%85%A5%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%82%80

もし設定に自信がない場合や、法人化に伴うfreeeの初期設定と合わせてまとめて税理士に依頼したい場合は、ぜひ私たちのようなfreeeに詳しい税理士にご相談ください。
スムーズな連携設定をお手伝いします。

freee×Amazon Business連携を最大限に活かすためのコツ

せっかく連携するなら、その効果を最大限に引き出したいですよね。
いくつかポイントをお伝えします。

  • ビジネスに関する買い物は必ずAmazon Businessアカウントから行う:
    プライベート用Amazonアカウントと混ざってしまうと、連携されるべきデータが漏れてしまいます。
    経費になるものは必ずBusinessアカウントで購入しましょう。
    その際は、必ずfreee会計に連携したクレジットカードでお買い物するようにしてください。
    個人のクレジットカードなどfreee会計に連携していないクレジットカードで決済すると、自動登録の設定ができず、経理が手間になってしまいます。
  • freeeで連携した取引を定期的に確認する:
    自動連携は便利ですが、freee側で取り込まれたデータが正しい勘定科目になっているか、漏れがないかなどは、月に一度など定期的に確認する習慣をつけましょう。
  • 他のfreee連携サービスも検討する:
    Amazon Business連携でバックオフィス効率化のメリットを感じたら、給与計算や請求書発行など、他のfreee連携サービスも活用して、さらなる効率化を目指すのもおすすめです。
  • 税理士に相談する:
    法人化後の経理体制について不安がある、freeeの設定や連携に自信がない、という場合は、freeeに詳しい税理士に早めに相談しましょう。
    最初から最適な設定を行うことが、後々の手戻りを防ぎ、効率的な運用につながります。

まとめ:法人化を機に、バックオフィスを「自動化」しよう!

順調に利益を出している個人事業主の皆さんにとって、法人化はビジネスをさらに発展させるための大きな一歩です。

しかし、それに伴って増えるバックオフィス業務に時間を取られてしまい、肝心の本業や、事業をさらに大きくするための戦略を考える時間がなくなってしまう…というのは避けたいですよね。

freee会計とAmazon Businessの連携は、法人化後の経費処理を「手入力中心」から「自動連携中心」へと大きく変える、非常に強力なツールです。

この連携を活用することで、

  • 経費入力の手間やミスが激減
  • 証憑管理が格段にラクになる
  • コストの見える化が進む

といったメリットを享受でき、あなたの貴重な時間を「事業を成長させるため」に使うことができるようになります。

Amazon Businessは無料ではじめられますし、freee会計との連携設定も難しくありません。
ぜひ、法人化を機に、freee会計とAmazon Businessの連携を導入して、バックオフィス業務の効率化を実現してください。

もし、法人化の手続き自体に不安がある、freee会計の法人プランへの移行や初期設定、連携設定に税理士のサポートが必要だと感じたら、いつでもお気軽にご相談ください。
freee会計を使いこなして、スムーズなスタートをきるお手伝いをさせていただきます。

あなたの法人化と、さらなる事業の発展を心から応援しています!